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山小屋到着 スピーカー搬入終了

山小屋に到着し、スピーカーの搬入を終えた。道中はザンザン降りであった。途中ホワイトアウトして前方2〜30mほどしか視界のない区間もあった。しかし、雨のせいか通行量が少なく割と走りやすかった。走行中ずっとかなり強い雨が降っていたのだが、山小屋に到着すると同時に止んだ。で、息子と二人でスピーカーを山小屋の中へ運んだ。2本目のスピーカーを持って山小屋の階段を上がろうとしたときにまた雨が降ってきた。いまはまたかなり強く振っている。なんとも運が良かった。

持ってきたスピーカーは「MITSUBISHI 2S-305」。1958年にNHKと三菱電機が共同して開発した国産初の「モニタースピーカー」である。1960年代には、日本中のテレビ局、ラジオ局、レコーディングスタジオで使われていた。私の記憶では、CBS SONYの信濃町スタジオでは1980年前後まで使われていた。典型的な「モニタースピーカー」で、使うカートリッジやアンプによって音色が顕著に変わる。

私はこのスピーカーを1980年から使っている。使い始めた当時はまだ「CD」というメディアは存在していなかったので「LPレコード」を聞いていた。クラッシックを聴くときと、JAZZを聞くときでは別のカートリッジを使っていたのだが、友人知人に聞かせるとその「音色」の違いにみな驚いていた。当時はトランジスタのセパレートアンプで成らしていたが、15年前に管球式アンプに変えた。柔らかい音色で聴き疲れしない音になった。残念ながらそのアンプが壊れた。最初真空管が逝ったのだろうと思って変えた。オーディオマニアに最も人気の高い「300B」という真空管でちょっといい値段なのだけれど、玉を買えても音は鳴らなかった。他の小さな真空管も全部変えてみたけれど駄目だった。どうやら「トランス」がやられたようだ。調べてみると、トランスの寿命は15年ぐらいとのことで、まさにピタリと符合した。新品の「300B」を買ってしまったので、次のアンプも「300B」を使ったものにしようと思っている。関心がある人などいないだろうけれど「2S-305」については"こちら”を参照していただきたい。Googleに「2S-305」と入れて検索するといくつもの記事が見つかるだろうと思う。

右(向かって左)のスピーカーにはキッチンの天井の蛍光灯からの光が当たっている。左(向かって右)のスピーカーにはその直ぐ脇の窓からの自然光が当たっている。スピーカーを置いたリビングの天井の蛍光灯は消灯して撮影している。左右のスピーカーのネットの色合いがこんなにも違う。ちなみにテレビは「75インチ」。最近はこれで YoutubeでK-Popを聴いている。届いたとき妻が「こんなに大きいの!」と驚きの声を上げると、配送してくれた業者のおじさんが「すぐに慣れてもっと大きいのが欲しくなるようですよ」と教えてくれた。その通りで、映画を見るときには「小さい」と思うようになった。しかし、いつもパソコンやiPadで見ているYoutubeをこのテレビで見るとちょっと感動する(笑)。

追記。「勘違い」について思い出した。4年程前「300B」が寿命を迎え音が鳴らなくなった。で「300B」2本を交換したら音は鳴った。前より良くなった気がした。そして1年半ほど前、また音が鳴らなくなった。その時は小さな真空管が寿命を迎えたのだと思ってそっくり取り替えたけれど鳴らなかった。以後1年半、アンプを買おう買おうと思いながら買わずにいた。α7Ⅲとレンズを売り払って良い管球式アンプを買おうかな(笑)。

山小屋到着 スピーカー搬入終了_e0385941_12032802.jpg


by LUZeSOMBRA | 2021-03-21 16:00 | 日々の生活

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